すっきり、さっぱり。

まいにちを自由に、ごきげんにくらす。

このために来た! 熱海ゲストハウス マルヤ 干物を自分で買ってきて焼く シンプルながら満ち足りた朝食

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10月5日〜6日
熱海ゲストハウス「マルヤ」への旅


いちにち目の夜まではこちら。






熱海のゲストハウス マルヤでは、朝ご飯セットを予約すると、翌朝ごはんとお味噌汁を300円で用意してくれます。



この朝ご飯セットとあわせるのがこちら。

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お向かいの干物やさんで買ってくる干物!!!




台風一過でぴかぴかの朝の光のなか、昨夜リビングでご一緒した北海道のおじさんといっしょに、お向かい三軒の干物やさんのうちのひとつ、「釜鶴」へ。


鯵もある、鱚もある、いちまい三千円以上する金目鯛もある。
すべて伊豆半島沖でとれたもので、すぐ近くの自社で加工しているとのこと。
どれもほんとうにおいしそうで目移りしちゃう・・・。




選んだのは、
「きんとき鯛」の干物、いちまい1,620円ナリ。


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大きいけど、高い。
高いけど、大きい。
大きいから、北海道おじさんと半身ずつシェアしようという話しができたからこそのお買い物。




この「きんとき鯛」、地元では「でんでん」と呼ばれていて、あっさりしているんだけど身がやわらかくておいしいと人気の魚。
地元で消費しちゃうから、一般的に市場にはあまり出て行かないんだそうです。


そして、北海道おじさん。
北海道ではニシン、ホッケ、サンマは多いけど、青魚以外はみかけるのが少なく、おじさんは鯛を食べたことがない、とのこと。


まさに、ここまできたからこそ食べられる味!ですよ。
奮発する価値アリ、です。




親切な釜鶴の店主が気遣いで半身にわけてくれたきんとき鯛を、経木に載せてもらったそのまんま、手に持ってマルヤへ戻る。



あ〜、この感じ、いいっ!



ラップもせず、ビニール袋にもいれず、手の上にそのまんま載せていく。
なんだかこんなことに、ものすごい開放感と軽さを感じる。しあわせ。


…"裸族"ってこんな感じなんですかね。←違





マルヤのテラスで、スタッフさんがあたためてくれていたグリルで焼きまーす。

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そうしてできた朝食膳がこちら!

※りんごはスタッフさんより。うさぎちゃんにしたのもスタッフさん(若い男子)です。女子力高!




これこれ、このために熱海へ来たのです。
ここでしかできない、これがしたかったの!


よーくお出汁のきいたお味噌汁と、炊き立てのごはんと、ちょっとだいぶ奮発したきんとき鯛の干物と、うさぎちゃんりんごと、冷蔵庫からもらってきた麦茶。


みちたりた朝食。
来てよかった。
夫よ、息子よ、娘よ、ありがとう!!





今回、「これだけをしたい」と思って足を伸ばしましたが、若いときはもっと、あれもしたいこれもしたいと思って旅に出ていました。
国内でも、海外でもそう。



せっかく行くのだから、効率よくなるべくたくさんのところを廻って、たくさんのものをみて、たくさんのことをやろう。

上手いこと、はやく、たくさん、もっともっと。



最近は、旅への考え方も、いろんなことがより削ぎ落とされてきた感覚があります。



「それだけ」のために行く。

行ってみて、ただ歩いてみる、ゆっくりぼーっとしてみる。

ゆっくりした時間のながれのなかで、目の前にあらわれてきたことやものを、のんびり受け止めて味わう。

何もあらわれてこなかったら、やっぱりただぼーっとする。

きれいな風景のなかで。
それだけだって、充分。


そうやって、歩くような時間軸で旅をすると不思議と、ああ、いい旅だったなあとシンプルに思える時間がすごせることがようやくわかってきました。




そんなこんなで熱海旅、このあとも、のんびりすてきな時間をすごしました。
(めちゃくちゃ暑かったけど。10月なのに。秋なのに。)





あすは、熱海のまちで歩いた場所のまとめと、ゲストハウス マルヤの総合的な感想。





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