すっきり、さっぱり。

まいにちを自由に、ごきげんにくらす。

【星野源さんと一緒!? 】わたしがこころと身体の苦しみを乗り切った、ちょっと変わった方法。

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つらく苦しい、がん治療

わたしは15年前、妊娠中にがんを発症し、9ヶ月間の入院治療を経験。

同じ病気の方がこのブログにたどり着き、メールをくださることがあります。


そうしてやり取りが始まった中のひとりが、わたしと同じように、妊娠中にがんであることがわかったAさん


先月、無事に元気な赤ちゃんを出産され、いよいよご自身の治療が始まりました。


そのAさんとの、ある日のやりとりです。(お許しをいただいてご紹介しています。)

月曜から入院し、水曜より、化学療法と放射線科同時進行の治療が始まりました。
最初2日くらいは、気丈に過ごせていたんですが、、つ、辛いです。。始まったばかりなのに、もう、シンドイです。
毎日身体がどうなるのかが見えず、緊張しっぱなしも良くないのかなと思います。
点滴さしてるのが痛い。 頭痛や肩こり首こりがひどいです。
心をフラットにしようと思うのですが、出来ません。
治療の副作用が、出てくるのはこれからなのに、耐えられるか、ヨレヨレな気持ちです。
外に出られず、季節の気配を感じられないのも淋しいな。
病院の売店まで行っても、格好から病人ってみられるのが悔しいなって思ってしまいます。
ダメだ、、すみません。吐き出しメールです。



からだの辛さや、周りからどう見られるかが気になることについて...。
わたし自身の解決法はあるのですが、ちょっと一般的には頭おかしい?何言ってる?という感じの方法なので 笑、これはまた機会を改めてお話ししますね。



とても、興味深く、気になります。
また、お願いします。

ちょっとおかしな?対処法

がん治療による苦しみへの対処法。


わたしからAさんへのメールより、抜粋です。

髪が抜けたり、体がダメージを食らったり。


人の目も、辛く感じるものなのかな。


わたしは正直なところ、当時ほとんど気になりませんでした。髪が抜けてからも、病室では何もカバーせず、売店や面会室に行くときはバンダナで頭を覆っただけで、普通に出歩いていました。


ここからが、ちょっと頭おかしい感じのことです。


わたしのなかで、治療をしている体と、それを感じる自分自身のこころ?魂?的なものを、分離して捉えていた感覚があります。


  • 副作用で苦しんでいる自分、
  • 髪が抜けている自分、
  • 治療で辛い思いをしている自分、


を、ちょっと上から自分が眺めている感じです。


あー、わたしの体、苦しそうだなあ、辛いよねえ、悲しいよねえ。


でもそれは、わたし自身とは関連させない。他人が苦しんでいるのを見る感覚と同じです。


苦しいことに共感はするけれど、それは自分自身とはあくまで別。


別のはずはないのですが、別のものとする。


そうすることで、なんとなく割り切っていました。


これは、わたしだけど、わたしじゃない。


苦しんでるのは肉体であって、わたし自身ではない。


...変ですよね。


でも、わたしが髪が抜けても治療が辛くても結構飄々としていたのは、このせいだと思っています。


母からは、こんなに辛い治療、苦しい状況なのに、この娘はなんでこんな人ごとみたいに淡々としているのだろう、どうかしてるんじゃないだろうかと思った、とのちに言われました(笑)。


母の言ってることは半分当たっていて、わたしの中では本当に人ごとにしていたんですけどね。


Aさんにこうしたらなんて申し上げるつもりはなく、あくまでわたしの中で起こっていたことのお話です。

自分自身と切り離す

つらいこと、苦しいこと、ほんとうにいろいろ起こります。


その中でもがきにもがいて、それによってさらに苦しみが増すこともあります。


そんなとき、いったん自分から切り離してみる。


そして、自分とは別のものとする。


このちょっとおかしな考え方は、あのときの苦しみからわたしを守ってくれました。

おまけの話 : 星野源さんのエッセイ『いのちの車窓から』

このメールをお送りしたあと、Aさんからいただいたお返事が興味深かった。


こちらもご本人の許可を得て、抜粋します。

ヌーさん


たくさんアドバイスをありがとうございました。


どれも、ストンと心におさまり、何だか私の中にお守りが増えていくように感じています。


なかでも、ちょっと頭おかしい⁈と思われるかも、とおっしゃってた自己防衛法、全然おかしいとは思いません。素晴らしいと思いました。


実は、ヌーさんからのメールをいただく直前に読んでいた本に似たようなことが書いてあったので、タイムリーでびっくりしました。


(いのちの車窓からという、星野源さんのエッセイです。彼は、普段からそういう意識があるけれども、大病をしてからその意識がより高まったとありました。)

ミュージシャンであり、俳優でもある星野源さんが、同じような思いをエッセイに書いていらっしゃるとのこと。


苦しみを自分と切り離すことで、乗り切る。


やっぱり、あるのだと思います。


▼星野源さんのエッセイ、ちょっと興味をひかれました。

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