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【実家の母の終活】生きていく人たちの負担にしないという、母の強い心構え。わたしもこうありたいと改めて思ったこと。

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きょうは、「愛犬との別れに見た、母の強い心構え。わたしもこうありたいと改めて思ったこと」について書いています。

愛犬との別れ

わたしの実家の母は、30年以上前に夫を亡くし、わたしとふたりの弟たちが独立してからも、ずっとひとりぐらしをしています。


わが家の息子が生まれる少し前ぐらいの時期に、母は犬を飼い始めました。
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以来16年以上にわたって母といっしょにいてくれたその犬が、先ごろ亡くなりました。


当然ながら、母の悲しみと喪失感は大変なものです。

残したい気持ちを手放した母

愛犬の葬儀をすませた母。


ペット斎場で火葬にしてもらうにあたり、『お骨はどうしますか?身につけていられるように、ペンダントにすることもできますよ』と言われたのだそうです。


ふだん遠く離れてくらしている娘としては、母がどれほど愛犬をこころの支えにしていたかわかっているつもりだったので、もちろんお骨なりペンダントなりと一緒に帰ってきたのだと思いました。


ところが。


「ペンダントにしようかとも思ったけど、そんなもの遺しておくと、わたしが死んだときに、あなたたち子どもがそれを処分するのにも困るだろうし。

お骨をお寺に納めたら納めたで、その供養も負担かけることになるし。

どちらもやめておいた。」


…親バカならぬ娘バカかもしれませんが、わたしは母のこういうところ、心底すごいと思います。


ほんとうなら、大事な大事な愛犬がいた証として、残しておきたかったはずなのに。


この先自分がいなくなったあと、子どもであるわたしと弟ふたりの負担にしたくないから、残したい気持ちを手放したのです。


この一件に、よく言われる「ミニマリズム」だ「断捨離」だというワードがかすむぐらいの、生きる上での母の強い心構えを見た思いがしています。

わたしもこうありたいと思います。

わたしは、自分だけの思い出の品を、小箱ひとつにまとめています。
www.n00life.com
基本的に、思うところは母とまったく同じ。


人間として生きている以上、残念ながらなにひとつ残さずにサヨウナラとはいかないから。


あとの負担になりそうなものは、そのときそのときの自分のできる範囲で手放していく。


母のような心構えを持っていきたいと、改めて思っています。


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