【姉弟ともに不登校⁉︎ 】家は住む人をあらわすというから。自分を振り返って心に刻み込む。
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以前住んでいたマンションの、同じ階に住んでいたあるご家庭のおはなしです。
学校へ行けない弟くん
そのご家庭はご夫婦と、お姉ちゃんと、中学生の弟くんの四人家族。
お姉ちゃんはわが家の息子よりちょっと年上ぐらいなので接点がなかったのですが、弟くんが娘と同じ学年でしたので、顔をあわせればお母さんとも立ち話するくらいの関係ではありました。
弟くんが学校にきていないと娘から聞いたのは、小学校4年生の時でした。
どうやらふだんほとんど学校には行っておらず、行けたとしても保健室登校。
それでも、同じマンションということで娘と友達が4~5人で連絡帳を届けに行くと、にこにこ出てきて、外でみんなで鬼ごっこをしていたりするのです。
あんなに元気で、ともだちとも仲良く遊べて、彼の中でいったいなにがひっかかってるのかな・・・と外からみて不思議に思っていました。
結局、中学校二年生になるいまでも、状況は変わっていないようです。
え?お姉ちゃんも・・・?!
三年ほど前のことです。
お昼頃に棟のエントランスのところで、そのご家庭のお姉ちゃんに会いました。
「こんにちは!」と向こうから明るく元気に挨拶をしてくれたので、なんとなく話しかけてしまいました。
あれ?いまから学校?今日はお昼からなんだ?
「いいえー、わたし、ずっと学校いけてなくて、通信制の学校に行ってるんです。きょうは出校日だけど、遅くていいので」
・・・あ・・・そうなんだ・・・気をつけていってらっしゃい・・・。
「はい、ありがとうございます!」
あああああ、なんか、どういう顔したらいいのかわかんなかったよおおおお!
開けてびっくり
その翌年、娘が小学校6年生の年に、わたしはマンションの子供会の役員を担当しました。
会費の徴収のため、年度のはじめに、同じ棟の会員さんのご家庭へ集金にまわることに。
そのときにはじめて、同じフロアだったそのご家庭の玄関チャイムを押しました。
あらかじめ集金の日時は全家庭に連絡がしてあったので、お母さんがすぐにドアを開けてくれました。
「お忙しい時間にすみません」と言って視線を上げて、びっくり。
玄関から奥がまったく見えないぐらい、廊下が収納でいっっっぱい!
一応収納にきちんとおさまってはいるのですが、その収納のなかもぱんぱんにモノがつまっているのが、気配だけでもびんびん感じられます。
北側の玄関から、南へむかってまっすぐの廊下。
突き当たりのドアはガラスのスリットが入っていて、本来ならば廊下にも光が入ってくるはずなのですが・・・、廊下は真っ暗です。
ちょっとの立ち話ですが、それだけでも息苦しくなるような空気が、家いっぱいにつまっていました。
家は住む人をあらわす、と言うから
そのご家庭、お父さんもお母さんもとてもきちんとして、おおらかで感じのいいご夫婦です。
なので、弟くんもお姉ちゃんも学校へ行っていないと知り、どうしてだろうとほんとうに不思議に思っていました。
学校にいくことがすべてではない、とは頭では理解しています。
それでもあのお子さんふたりともがなぜ、というのはいまでも不思議で、理由がわかった!なんてことは絶対にないのですが・・・。
あのおうちの真っ暗な玄関と廊下を思い出すたび、せめてあそこをすっきりと明るくし、気持ちよく風を通すだけで、もしかしたらなにかが変わるんじゃないか、なにかが動き出すのではないか、という思いがするのです。
家は、住んでいるひとをあらわす。
わがこととして、こころに刻み込んでいます。
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